さしこうの支援事業
さしこうでは2009年より中東と関わりのある企業として支援活動を行ってきました。
小学校の建設や文化交流など、イランやアフガニスタンへの支援活動の一部をご紹介します。
これからも中東でつくられた工芸品を扱う企業として、少しでもその国の人々の助けになるような支援ができればと考えています。
アフガニスタンの学校建設
2010年にアフガニスタン学校建設の構想を立て、5年間かけて2015年の12月に1600人が通える学校を建設することが出来ました。
建設に当たっては、NPOシャンティボランティア協会や協力企業と共に行いました。
学校では元気よく子供たちが学校に通うことができ、みんな熱心に授業を受けています。アフガンの子供たちは勉強が本当にしたくて、勉強ができることがとても嬉しいそうです。
そして、アフガニスタンの日本大使館からこの度、さしこうに感謝状が贈られることになりました。
私たちの活動が世の中のためになれたことを実感してやりがいを感じることができた瞬間でした。
イランの遊牧民との国際文化交流
定期的にイランの遊牧民と加茂保育園園児による「国際文化交流会」を実施しています。今回は加茂保育園から18名の元気な青組さんがさしこうへとやってきました。無形文化遺産に登録されているギャッベ織りの実演鑑賞や体験、イランの言葉を学び、お返しに日本のうた遊びを遊牧民に教えてあげます。
加茂町でイランの遊牧民と出会える貴重な体験に子供たちは目を輝かせ、見たこともない技術や衣装に興味津々の様子でした。人間としての原始的な生活を今でも続ける遊牧民はとても素直で優しい人たちです。そして、とても子供が好きです。言葉はわからずとも遊牧民は子供たちのはしゃぐ姿を終始にこにこ見ていました。
子供たちも初めて見る異国の人と文化を目の当たりにし、最初はおっかなびっくりな様子でしたが、さすがは子供です。すぐに慣れて一緒に遊んでいました。そこには、国も言葉も文化も関係ないすべてを超えた和やかなひと時がありました。さしこうでは毎年「国際文化交流会」を企画し、子供たちの視野の広がりや情操教育の一環として、子供たちの将来に少しでも役立つ活動を行なっています。
このようなグローバルな時代なので、きっと将来子供たちは世界へ羽ばたいていきます。この事業がそのきっかけになったり、思い出の1ページに残れば幸いです。
アフガニスタンこども図書館
こども図書館では、様々な理由で学校に行けないこどもたちに特別教室を開催し、読み書きを教えるなど、一般的な図書館としてだけでなく教育支援までも行う施設です。こども図書館のあるアフガニスタン・ジャララバード市内には、現在も約3千人もの不就学のこどもたちにとっても安心して学んだりできる場所として認識、利用されています。
利用者のアイシャは、特別教室に参加して学校に行けるようになった女の子です。彼女は、「私はこの図書館に来るようになって、文字の読み書きができるようになり、より楽しく学べるようになりました。図書館員はいつも私が挑戦するのを応援してくれます。図書館では、みんなの前で読み聞かせをしたり、詩を読んだりするのが好きで、活動を通して友達を励ますことができたらと思っています。」と思いを語ってくれました。
日本では考えられないような厳しい状況の中、逞しく勉学に励むこどもたちをなんとか支援してあげたいという強い想いをこれからも持ち続け、支援活動の輪を広げていきたいと思います。
サクラの苗木
さしこうでは、2015年にアフガニスタンに建設した小学校の校庭に「さくら」を寄贈し、子供たちの手によって植樹が行われました。
現在、渡航制限があり日本人が容易に訪れることはできませんが、将来アフガニスタンに平和が戻り、乾いた大地に桜が根付いたら、現地の子供たちとお花見ができればと願っています。
絵本
お付き合いのあるボランティア協会を通じて、オリジナルの絵本を届けようと絵本の制作をし、アフガニスタンの図書館に寄贈させていただきました。
アフガニスタンのち方の口承されるお話を題材にしたサルとネコの物語です。とても変わったお話で様々な角度から読み取れる物語ですので、気になる方はさしこうにて展示していますので、ぜひご覧ください。
中東でつくられた工芸品を扱う企業として、少しでもその国の人々の助けになるような支援ができればと考えていますので、ご理解・ご支援の程これからもよろしくお願いいたします。
清掃奉仕
さしこうでは、2015年から津山市加茂町の氏神様である軒戸神社の清掃奉仕活動を毎月おこなっています。この清掃奉仕活動は、地元密着の企業として、地域に少しでも貢献できる事はないかとの思い、そしてこの土地に生まれた企業として少しでも恩返しがしたいという想いから始まりました。毎回、日々の感謝を込めて活動をしています。小さなことですが、少しでも地域のお役に立ちたいと考えています。